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⑤ 「Fコード」のコツと「かんたんFコード」の弾き方

Fコードは誰もがぶつかる壁

「Fコードで挫折した」と、アニメの僕のヒーローアカデミアでも言っていました。
私が見たときは弾けるようになってからでしたが、それくらいよくある話なのです。

何が難しいのかというと、1本の指で複数の弦を押さえなければいけないからです。

確かに壁ではありますが、越えられる壁なので安心してください♪
そして、何となくでも出来たなら「趣味で楽しく弾く」には全く問題ありません。
気楽に練習スタートです!

コツは人差し指の向き

左手の人差し指で1弦から6弦までぐっと押さえて、指に弦の跡形をつけてみてください。
そうしたら、両手を合わせて「いただきます」のポーズをして人差し指を見てみましょう。

6本の弦の跡が見えているでしょうか?
Fコードを押さえるコツは、人差し指の側面で弦を押さえることです!

手のひらの向きの面では、指の関節の谷が深くてうまく押さえられないからです。

コツがわかったところで他の指も押さえていきましょう。

手が小さめの方は「かんたんFコード」で構いません。
前回覚えたように、6弦は左手の親指でそっと触れて鳴らさないようにしましょう。

それでは右手で、ボディの丸く穴が開いたところにある弦を上からジャーン♪
きれいな音がしたらあなたは天才です。

くまみんと
くまみんと

なんか妙な音が混ざっているような・・・上手くいかないよー!

みんと
みんと

初心者はそれが普通なの。全く問題ないよ~

1本ずつ鳴らしてみる

そもそも人生初めてこんなポーズをしたので、指もびっくりしていることでしょう。
でも自転車に乗るのと同じ。難しいことは考えなくても身体が覚えてくれるものです。

少しでも早く上達したい方は、コードを押さえた状態で1本ずつ鳴らしてみてください。
右手の親指で6弦から順番に弾くと、どの弦の音が変なのかがわかります。

5弦、4弦、3弦は人差し指以外の指が押さえているので、実際に人差し指でしっかり押さえなければいけないのは6弦、2弦、1弦です。

人差し指ばかり注目されがちですが、小指と中指も難しいんです。
前回お伝えした重要なことを思い出してください。
押さえてはいけない弦にうっかり触れてしまうと、その弦は音が鳴りません。

かんたんFコードとのちがい

早々に諦めてかんたんFコードの練習しかしないのは、ちょっともったいないです。
1ヶ月、2ヶ月練習してもなかなか上手く鳴らなくて焦るかもしれません。
しかしある日突然、きれいな音で鳴ります!そしてだんだん当たりの確立が上がっていくのです。

ギターの6弦はとても存在感がある深い音がします。
Fコードを押さえたとき、6弦はファの音です。
4弦が1オクターブ上のファ、1弦がさらに1オクターブ上のファです。

そのため、かんたんFコードでも音に問題はないものの少し軽い音になります。

コードについてまとめ

他にもコードはたくさんあります。
Fコードに似ているBm(ビーマイナー)は、流行りの曲によく出てきます。
Bmもかんたんバージョンがありますが、かんたんFコードと同じく軽い音になります。

もちろん、楽しく弾くことが最優先なので無理する必要はありません。
でもすぐに諦めるのは待ってください。

例えばボーリングだって、どんなに上手な人でも毎回ストライクは取れませんよね。
だんだん得点が上がるし、その日のコンディションも影響します。
どうしても苦手ならノーガターレーンがあるから大丈夫!ということです。

上手くいかなくても、とりあえず気長に練習を続けてみる。
楽しくないと感じるなら、かんたんコードも併用する。

ギターは、楽しく弾くための工夫がたくさんある楽器です。
実は、BmはすべてDコードに置き換えても曲として成立します。

絶対に必要なのは、毎日コードを押さえるということ。
夜しか練習できない日は、押さえるだけで音を出さなくても構いません。
疲れている日は、1回ずつでも構いません。

1曲弾けたら最高に楽しいですよ♪

次へ→『簡単なストロークからやってみよう』

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